日本茶の製造過程①

緑茶?ウーロン茶?紅茶?


前回、緑茶・ウーロン茶・紅茶は同じ茶葉で出来ていますよーと言いましたが、なぜそのようなことが起きるのかを今回は話していきたいと思います。

緑茶の茶葉はそのまま置いておくとウーロン茶や紅茶になります。

は?

わかりますよ。自分も最初はそう思いました。


緑茶(普通煎茶)の製造過程


蒸熱(加熱処理) ⇒ 揉む ⇒ 乾燥

とあります。(揉むの部分は何部分にも分かれている場合もあります。)

その一段階目のという加熱処理をする際に、緑茶がウーロン茶や紅茶にならない秘密が隠されています。

その加熱処理は殺青ともいわれ、蒸気で蒸す方法と釜で炒る方法があります。この処理を行うことで茶葉は酵素活性を失い、ウーロン茶や紅茶にならず、なおかつ青臭さを消していきます。

この加熱処理をせずにおいていた茶葉は萎凋がすすみ、ウーロン茶や紅茶になっていきます。この二つのお茶は”発酵茶”とも言われます。が、日常で言われている、納豆や味噌の発酵とは違います。その理由は後程…


ウーロン茶、紅茶の違い


最初に答えを言いますと、

半発酵で萎凋を止めて殺青したのがウーロン茶で全発酵さて殺青させたのが紅茶です。

どのくらい発酵時間が違うの?といわれると困りますが、十分に発酵させたものが紅茶であり、その間にウーロン茶や白茶というものがあります。

なので発酵さえた時間でいくと…

緑茶(煎茶) ⇒ ウーロン茶 ⇒ 白茶 ⇒ 紅茶

となるわけです。


味噌などの発酵となにが違う?


味噌などは酵母の微生物などの力を使うのに対して、お茶の発酵といわれるものは、茶葉に含まれている水成分の減少に伴っておこる化学反応によって成分反応によるものです。

なので、納豆などとは根本的なものが違うのです。

しかし

お茶にも微生物などの力をかりた発酵茶も存在します!

中国で有名なのは黒茶やプーアル茶、日本では碁石茶などが有名です。

このお茶は殺青し、揉捻したのちに微生物で発酵させていきます。

なので、独特の香りと味がします。するらしいです。(自分は飲んだことがありません(笑))


と、今日はこんな感じで終わっておきます!

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最後までご覧いただきありがとうございました!

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